アプリでもコンパクトさに意義がある
2018-07-11 今更ですがレビュー。 かなりシンプルな語釈と絞りこまれた用例で見やすく概要を把握しやすくなっています。文法・語法の解説も最低限で基本助動詞でさえもゴチャッとしない。長所にも短所にもなり得るこの辞書の特徴です。 コーパスの活用に加えてCEFR(-J)表示が特徴でしょうか。初学者やボキャビル修行にも使いやすい辞書だと思います。書籍版は赤が多過ぎてどうかと思いますが、アプリとしてはテーマカラーを選べるのであまり問題無いですね。(それでも赤が目立つとは思いますが辞書の個性として容認出来る範囲かと。) その他の表示や操作性は他の物書堂辞書アプリと同様に快適です。 見出し語数の多い辞書や語法解説の詳しい辞書の隣にあっても存在感を失わない辞書だと思います。 researchについて。 発音記号では第2音節にアクセントが表示されていますが、音声では明確に第1音節になっています。実際、英米人の発音にも2通りのアクセントがあるのは承知しているのですが、表記と音声が説明なく異なるのは学習に混乱を招くと思います。出来ればこの単語の発音の変化(第2音節へのシフト)について解説があれば良いと思いますが、アプリ独自で本文の改訂が難しければ、音声に2パターン収録しておくなどの方法があるのではないでしょうか。 mikankansyaさん rhymeのhが灰色なのはミスではなく黙字であることを表示するものです。発音されない文字ですね。アプリにも凡例があるので「付録」の部分を読んでみると他にも色々楽しいですよ。