感想
ゲームとしてはイマイチだが、 創作好きのコミュニティとしては良好。 まずはゲーム性について。 UIは日本人向けで良くも悪くもない専門学校1年生が教科書を見ながら作ったレベル。 戦闘にバランスなんてものは無く、正直良いものでは無い。 このゲームは自分のキャラクターのレベルを上げてステータスを割り振りスキルをセットしてフルオートで戦わせる形式で、 ステータスやスキルの組み合わせによって役割を分担出来るのが特徴。(タンクやヒーラー等) なのだが、誰か一人が敵より早く行動してデバフで敵の行動を封じてから他のバフ盛モリの高火力DPSが殴れば全てが終わるのでタンクやヒーラーは要らない。 真面目にバランス良くステータスを割り振ったり、タンクやヒーラーとして育成したキャラクターには出番が無くなるバランス。 スキルはレシピと素材を集めて作る形式なのだが、 初期の頃は良くても、エンドコンテンツに挑める程の強力なスキルを作るためにはドロップ率が極めて低いレシピとさらに低い確率でドロップする素材アイテムを複数個集めなければいけない。 スタミナ制で、素材を集められるクエストを周回するためには9~11のスタミナを要求されるのだが、 プレイヤーのレベルに関係なくスタミナ上限は80固定のため、 無課金プレイヤーは入手機会が著しく限られる。 天井も無いため、3ヶ月程毎日周回しても作れるか解らない。 課金をしても確実に手に入るわけでは無いのも辛い。 このゲームのメインとなる自分のキャラクターを創作して、他人と攻略出来る点は良い。 キャラクターの立ち絵に自分の描いたものを使えるのはもちろん、1000文字まで書ける設定や複数設定出来るアイコン機能、公式が用意した公開トークルームの他に課金して作れる鍵付きトークルーム(期限付き)等があり、創作者コミュニティとしては充実している。 しかし、それ故に公式アバターやフリー素材、AI画像を使用しているプレイヤーに対して他プレイヤーからの迫害が酷く、オリジナルの手描き絵を用意しなければコミュニティの輪に入る事すら難しい。 テキストベースの創作者には厳しい環境である。 それでも、スマートフォンアプリで手軽に利用出来る利点かは大きい為、上記の内容を容認できるプレイヤーならば利用する価値は有ると思う。