タイ語の文字のメカニズム

タイ語の文字のしくみを、アルファベットのキーを打つような感覚で表現できます。
表示されるボタンからタイ文字を選び、文字全体を組み立てながら覚えられます。
タイ文字の構造はとても複雑です。
タイ文字の基本の形は「頭子音+母音+末子音」です。
このソフトは「頭子音」「二重子音」「母音」「末子音」「声調記号」の順番でタイ文字を組み立てていきます。
子音と母音に加えて、タイ数字、繰り返し記号、省略記号もサポートします。
文字属性によるタイ文字の声調の変化もサポートしました。
「中子音字/無気音」「低子音字/有気音」「高子音字/有気音の高音」「低子音字・単独字/有声音」
「低子音字の高子音化/有声音の高音(ホーナム)」
文字属性によるタイ文字の声調記号の変化も処理します。
"平音"、"低声"、"下げ声"、"高声"、"上げ声"
末子音の発音記号は、"t"、"p"を記すものと、"d"、"b"を記すものをオプションで変えられるようにしました。
タイ文字は大変複雑で、文献や地域によっても少しずつしくみが異なるため、
そのままアプリにタイ文字の機構を全て網羅するのは困難でした。
プログラム用に解析するのに3年ほどかかりました。
今回いくつか基本的なしくみに限定したことで実用が可能になりました。
1.hは発音せず次の文字を高子音字にするホーナム。
2.複合子音字とも呼ばれる、'l','r','w'の完全な二重子音。
3.疑似二重子音のため'a'を補うしくみ。
4.繰り返し記号による2度読み。
5.左の文字の繰り返しを示すしくみ。
6.黙字符号のついた文字は発音しない
7.一字再読字(末子音+頭子音の省略)。
8.次の文字を中子音字にするオーナム。
9.省略記号
10.省略語
組み立てたタイ文字は終了時に自動的に記録されます。
1行の文字数は「頭子音+母音+末子音」を20組まで。
行数は30行まで記録できます。
ファイル共有にある”thaiEdit01.txt”はアプリの保存データです。入力状態の回復時に利用できます。
注意
特別なケースで正しい音声記号が付加されないことがあります。
特別なケースの音声記号の変化については、随時調査中です。
文献によって音声記号の表現が異なる場合があります。
より忠実な動作を目指して随時調整中です。