実時間小説 走れメロス

時間の流れを想像しながら読むのも楽しいけど、こんな風な楽しみ方もあるのですね。

あのメロスの3日間をリアルタイムで読めるのはなかなか面白い体験です。ゴールデンウイークにぴったり。『文豪メッセンジャー』（LINEライクに青空文庫収蔵作品を読めるサイト）とはまた別の楽しみ方ができますね。こんなにメロスに熱くなるとは。 このフォーマット、推理物なんかにもいいかもしれません。アリバイとかの関係で、時刻がはっきりしている作品が多いので。 あと、リアルタイムテキストアドベンチャーゲームの『Lifeline』も思い出しました。リアルタイム✖️テキスト、というのは、スマホならではのエンタメになりうるかも！

「実時間」というのだから、逐一通知が来てメロスの情報を教えてくれるのかと思ったら、大まかなストーリーの流れとともにまとまった文章がどかっと表示されるだけ。 もう少し通知の頻度が上がって一度の文章量が少なくなれば星5かな。

もうすぐ日没だぞ、大丈夫か間に合うのか？と心配しながら読めて、今までの読書とひと味違う感じが面白かったです。自分がメロスの居る場所に居るような楽しい錯覚ができました。画期的で素敵なアイディアだと思います。

はじめての子育てで、夜泣きをあやしていたらメロスが目覚めた。メロスが目覚めた薄明の頃はこんな時間のこんな薄明だったのかと感じられたことがなんだかとても豊かなことに思えて、眠れなくて辛い気持ちが柔らかいものになりました。とても面白いアプリです。文句なく☆5

他の作品も出して欲しい。特に江戸川乱歩

素晴らしい。

今までになかった発想。面白いです。 広告出しても全然構わないので、ぜひ次回作もリリースしていただきたいです。