夏が来れば思い出す
通勤中いつもの道に小学生達の登校姿が無く 夏休みなんだなぁと思うと 思い出す事がある 夏休み中にあった登校日 8月6日か9日どっちだったかは忘れてしまったが 必ず登校日があり平和授業と言うのがあった 体育館で戦時中や原爆の話などを聞き 教室で火垂るの墓やはだしのゲンや原爆に関するドキュメンタリーなど学年により観る物は違ったが 戦争に纏わるビデオを鑑賞し その後に運動場ですいとんを食べるという行事があった すいとんは子供達が残さず食べやすいように 少し美味しく作っていたらしく 本来はもっと味の無い不味い物だったと 戦争を体験した人が説明していた 高学年になるとすいとん作りを手伝う事もあった 大人になり子供達が夏休みに入ると その事をふと思い出す 子供の頃はそこまで考えなかったが 今になれば考える 暑い夏に大勢で防空壕に入るのは息苦しくなかっただろうか? 暑い夏に水も飲みたいのに我慢して壕の中に留まるのは相当辛いだろう 被爆して水を飲んでも その水も汚染されていたはず 苦しかっただろう そんな事を考えると涙が出そうになる それを思えば現在は物価高で以前に比べれば 苦しい生活だが便利で豊かな世の中 猫山田的にはもうこれ以上 豊かで便利な世の中は望まない 代わりに戦争も核兵器も無い 平和な世界にして欲しいと切に願うが 既にそうはいかない国もあり 戦争に巻き込まれる子供達が一番可哀想だ 戦争で子供の命を脅かすような 愚かな大人は地球上に必要ないよな 質素でも平和が一番 戦争絶対反対