戦闘はSlay the Spire形式。だが、とにかくバフ・デバフに対して厳しいゲーム性になっている。相手が「自分のデバフを解除」「プレイヤーのバフを解除」を0コストで気軽に行ってくるのは序の口で、「プレイヤーのバフを盗む」「プレイヤーのバフの数に応じた大ダメージ」などが存在するため、バフを積む行為が特定の敵に対しては逆効果どころか直接的な死因になる。その敵(何種類か存在する)と対戦する際はバフを積むカードが全て実質使用不可になり、バフを「それなりに」使うデッキでも機能不全に陥って負け。バフを積むカードをピックすること自体が、その敵に出会った場合のリスクを引き上げることになる。これはゲームとしてどうなんだ……？　　　　　　　　　　　　　　　一方で、プレイヤーへのデバフ付与は積極的に使われる。プレイヤー側のデバフ解除カードは希少で、それもランダムなデバフ解除なので複数デバフを受けていると頼りないものになる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全カードのうち半分以上がバフ・デバフを伴うもの(これ自体は当然だろう、ダメージを与えるだけのカードが何十種類もあるのは退屈だ)なので、自然と何かしらのバフ・デバフを駆使したデッキになっていくため、そのバフ・デバフを簡単に解除されたり時には逆利用されたりして負けるとなかなか心にくるものがある。　　　　　　　　　　　アップデートがまだ続いているゲームなのでこれから良くなる可能性はあるだろうが、現状他のゲームと比べたときにこれに800円ほど払うかと言われるとあまり良い返事はしづらいと言わざるを得ない。